介護職に向いている人・向いていない人10選|現役介護職が解説

自分の特性を理解しよう

「介護職に興味があるけど、自分に向いているのかな?」

「介護士になったけど、仕事がきつくて自分には向いていない気がする……」

介護職を考えている人の中には、このような悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

介護職は、人と直接関わりながら生活をサポートする仕事です。

そのため、人によって向き・不向きがあるのは事実です。

しかし、介護職に向いていないと思っていても、実は**「介護職が向いていない」のではなく「今の職場が合っていない」だけ**というケースもあります。

この記事では、介護業界で働いた経験をもとに、介護職に向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。

介護職に向いている人5選

まずは、介護職に向いている人の特徴から紹介します。

1. 人と話すことが好きな人

介護職では、利用者とのコミュニケーションが欠かせません。

食事や入浴、排泄などの介助だけではなく、日常的な会話をする機会も多くあります。

「今日はよく眠れましたか?」

「体調は大丈夫ですか?」

など、ちょっとした声かけから利用者との信頼関係を築いていきます。

話すことが好きな人や、人と接することに抵抗がない人は、介護職に向いているでしょう。

ただし、話すことが得意である必要はありません。

人の話を聞くことが好きな人も、介護職では大きな強みになります。

2. 人の役に立つことにやりがいを感じる人

介護職の大きな魅力の一つが、「人の役に立っている」と実感しやすいことです。

利用者から、

「ありがとう」

「助かったよ」

「あなたが来てくれてよかった」

と言ってもらえることがあります。

自分が行った介助や声かけによって、利用者の生活を少しでも良くできたと感じられることは、介護職ならではのやりがいです。

誰かの役に立つ仕事がしたいという人には、介護職は向いています。

3. 相手の気持ちを考えられる人

介護では、利用者の希望を尊重することが非常に重要です。

介護する側にとっては簡単なことでも、利用者にとっては不安だったり、恥ずかしかったりする場合があります。

特に入浴介助や排泄介助など、プライバシーに関わる介助では、利用者の気持ちを考えた対応が必要です。

「自分だったらどう感じるだろう?」

と相手の立場になって考えられる人は、介護職に向いているでしょう。

4. 責任感がある人

介護職は、利用者の生活や安全に関わる仕事です。

食事、服薬、移動、入浴、排泄など、日常生活のさまざまな場面で介護職員が関わります。

小さな変化を見逃さないことも重要です。

「いつもより元気がない」

「食事をあまり食べていない」

「歩き方がいつもと違う」

など、普段との違いに気づくことが、体調変化の早期発見につながる場合もあります。

任された仕事を最後まで責任を持って行える人は、介護職に向いています。

5. 状況に合わせて行動できる人

介護現場では、予定通りに仕事が進まないことがあります。

急な体調不良や転倒、利用者からの訴え、ナースコールなど、突然対応しなければならないこともあります。

そのため、

「予定通りにいかないと何もできない」

という人よりも、状況に応じて優先順位を考えられる人のほうが働きやすいでしょう。

最初から完璧にできる必要はありません。

経験を積むことで、少しずつ判断力や対応力が身についていきます。

介護職に向いていない人5選

続いて、介護職が向いていない可能性がある人について紹介します。

ただし、ここで紹介する特徴があっても、必ず介護職に向いていないというわけではありません。

1. 人と関わることが極端に苦手な人

介護職は、人と関わる時間が非常に多い仕事です。

利用者だけではなく、他の介護職員、看護師、ケアマネジャー、家族など、さまざまな人とコミュニケーションを取ります。

そのため、人と関わること自体に強いストレスを感じる人は、介護職を大変だと感じる可能性があります。

一方で、「人見知りだから介護職は無理」とは限りません。

仕事を続ける中で、少しずつコミュニケーションに慣れていく人もいます。

2. 排泄・入浴などの介助に強い抵抗がある人

介護職では、排泄介助や入浴介助など、身体に直接関わる仕事があります。

排泄物の処理やおむつ交換などを行うこともあるため、こうした業務に強い抵抗がある人は、負担を感じる可能性があります。

ただし、介護職でも仕事内容は職場によって大きく違います。

施設によって利用者の介護度や仕事内容が異なるため、求人を見るときには具体的な業務内容を確認することが大切です。

3. 体力的な仕事が苦手な人

介護職には身体を使う業務が多くあります。

移乗介助、入浴介助、排泄介助、歩行介助など、利用者の身体を支える場面もあります。

そのため、体力面に不安がある人は負担を感じる可能性があります。

ただし、すべての介護職が同じように身体的負担が大きいわけではありません。

例えば、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、職場によって仕事内容は異なります。

4. 夜勤が絶対にできない人

特別養護老人ホームや有料老人ホームなどでは、夜勤がある職場も多くあります。

夜勤では、夜間の巡回や排泄介助、ナースコールへの対応などを行います。

生活リズムが崩れやすいため、夜勤が苦手な人には負担になるでしょう。

ただし、介護業界には夜勤なしの求人もあります。

「介護職=夜勤必須」と考える必要はありません。

夜勤ができない場合は、求人を探す際に「夜勤なし」「日勤のみ」という条件で探してみるとよいでしょう。

5. すぐに結果を求めてしまう人

介護では、利用者の状態がすぐに改善するとは限りません。

リハビリや生活支援を続けても、なかなか成果が出ないこともあります。

また、認知症のある利用者の場合、昨日できていたことが今日はできないということもあります。

そのため、短期間で結果を求めるよりも、利用者の小さな変化を見つけながら長期的に支援できる人のほうが、介護職には向いています。

「介護職に向いていない」と感じたら、職場を変えてみる

介護職を辞めたいと思ったときに、すぐに「自分は介護職に向いていない」と決めつける必要はありません。

なぜなら、介護職は職場によって仕事内容が大きく違うからです。

例えば、

夜勤がつらい

→ 夜勤なしのデイサービスや訪問介護などを探す

身体的な負担が大きい

→ 介助量や利用者の介護度が自分に合った職場を探す

人間関係がつらい

→ 別の施設・事業所への転職を検討する

大人数の利用者を対応するのが苦手

→ 少人数の施設や訪問介護などを検討する

このように、働く場所を変えるだけで仕事に対する感じ方が大きく変わることがあります。

介護職の転職で確認したいポイント

介護職に転職する場合、給料だけを見て求人を決めるのはおすすめしません。

以下のポイントを確認しましょう。

  • 月給・基本給
  • 賞与の回数と実績
  • 夜勤手当
  • 資格手当
  • 年間休日
  • 残業時間
  • 夜勤の回数
  • 有給休暇の取得状況
  • 退職金制度
  • 資格取得支援
  • 通勤時間
  • 仕事内容
  • 職場の雰囲気

特に重要なのが、**「求人票に書かれている条件と実際の職場環境が合っているか」**です。

可能であれば、面接時に仕事内容や勤務条件について具体的に確認しましょう。

介護職の求人は複数比較するのがおすすめ

転職を考えているなら、最初から1つの求人だけに決めるのではなく、複数の求人を比較することをおすすめします。

同じ介護職でも、

「月給は高いけれど夜勤が多い」

「給料は普通だけど年間休日が多い」

「賞与が多い」

「資格手当が充実している」

など、求人によって条件は大きく異なります。

複数の求人を比較することで、自分が何を優先したいのかも見えてきます。

また、介護職専門の求人サービスを利用すれば、自分で求人を探すだけでは見つけにくい求人を比較できる場合があります。

「今の職場がつらい=介護職が向いていない」ではありません。

まずは、自分に合った働き方ができる職場がないか探してみることも一つの方法です。

まとめ

介護職に向いている人には、

  • 人と話すことが好き
  • 人の役に立つことが好き
  • 相手の気持ちを考えられる
  • 責任感がある
  • 状況に合わせて行動できる

といった特徴があります。

一方で、人と関わることが極端に苦手だったり、身体介助に強い抵抗があったり、夜勤が大きな負担になる人は、介護職を大変に感じる可能性があります。

しかし、介護業界にはさまざまな職場があります。

そのため、介護職を辞めようと思ったときには、**「介護職そのものが向いていないのか」「今の職場が自分に合っていないのか」**を一度考えてみることが大切です。

自分に合った職場を見つけることができれば、同じ介護職でも働きやすさは大きく変わります。

転職を考えている方は、まず複数の求人を比較して、自分に合った条件の職場を探してみてはいかがでしょうか。

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