「持ってくればよかった…」と後悔する前に!現役介護士がおススメする
訪問先で困らないために現役ヘルパーが選ぶ便利な仕事道具
訪問介護の仕事を始めたばかりの頃、意外と困るのが「持ち物」です。
施設介護なら、必要な物品が職場に用意されていることも多いですが、訪問介護では基本的に利用者さんの自宅へ移動しながら仕事をします。
そのため、
「雨が降ってきたけど傘がない…」
「スマホの充電が切れそう…」
「汗をかいたけどタオルを忘れた…」
「靴が動きにくくて足が疲れる…」
といった、ちょっとしたトラブルが起こることがあります。
慣れてきたら大したことがなくても、訪問介護は同じことを何度も繰り返す仕事です。
毎日の小さな「不便」が積み重なると、思っている以上に仕事の負担になります。
そこで今回は、訪問介護をするなら準備しておきたいアイテムを紹介します。
「なくても仕事はできるけど、持っていると圧倒的に楽」というアイテムも含めて紹介するので、これから訪問介護を始める人はぜひ参考にしてください。
※事業所によって支給品や使用ルールが異なるため、購入前に勤務先の規定を確認してください。
1.スマートフォン
訪問介護ではスマートフォンを使う機会が多くあります。
利用者さん宅までの道順を調べたり、事業所からの連絡を確認したり、電子記録を入力したりするケースもあります。
特に訪問先が複数ある場合、移動中にスマートフォンの電池が減っていくのは珍しくありません。
「次の訪問先を確認しようと思ったら充電がない」
「事業所から連絡が来ていたのに気付けなかった」
という状況は避けたいところです。
仕事用スマートフォンが支給される場合は別ですが、私物を業務で使用する場合は、充電環境も含めて準備しておくと安心です。
2.モバイルバッテリー
スマートフォンを仕事で使うなら、モバイルバッテリーも候補になります。
訪問介護では、移動中に地図アプリを使用したり、電話や連絡をしたり、記録を入力したりすることがあります。
スマートフォンは便利な反面、使えば使うほどバッテリーが減ります。
特に朝から夕方まで何件も訪問する日は、
「朝は100%だったのに、夕方には残り10%」
ということも。
訪問途中でスマートフォンが使えなくなると困るため、外出時間が長い人ほどモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
選ぶなら、持ち運びやすい軽量タイプがおすすめ。
毎日持ち歩くものだからこそ、「容量だけ大きくて重いもの」より、使いやすさを重視しましょう。
3.動きやすく滑りにくい靴
訪問介護で意外と重要なのが「靴」です。
「靴なんて何でもいい」と思っていると、後から後悔する可能性があります。
訪問介護では、車や自転車、徒歩などで移動し、利用者さん宅では立ったり座ったり、歩行介助をしたり、掃除をしたりします。
つまり、思っている以上に足を使います。
合わない靴を履き続けると、
・足が疲れる
・長時間歩くのがつらい
・動きにくい
・雨の日に滑りやすい
などの不便を感じることがあります。
特に選ぶときは、デザインだけではなく「軽さ」「フィット感」「滑りにくさ」「脱ぎ履きのしやすさ」をチェックしましょう。
毎日使うものだからこそ、靴は多少お金をかけても自分に合ったものを選びたいアイテムです。
4.折りたたみ傘・レインウェア
訪問介護で避けられないのが「天候」です。
晴れていると思って出勤したのに、午後から突然の雨。
そんな日は珍しくありません。
「今日は大丈夫だろう」と傘を持たずに出かけて、訪問先へ向かう途中で雨が降ってきたら大変です。
利用者さん宅へ到着したときに服や靴がびしょ濡れになってしまえば、身だしなみの面でも気になります。
徒歩や自転車で訪問する人なら、折りたたみ傘だけでなくレインウェアも候補です。
特に自転車移動では、両手を使えるレインウェアが便利。
さらに濡れた傘や雨具を入れるための袋も用意しておくと、利用者さん宅を濡らす心配を減らせます。
5.ボールペン
地味ですが、絶対にバッグへ入れておきたいのがボールペンです。
「スマホがあるから必要ない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、訪問介護では支援終了後に記録用紙を書いたり書類に記入したり、ちょっとした内容を確認したりする場面があります。
そのときに、
「ボールペンがない!」
となると、かなり困ります。
100円程度のものでも構いませんが、速乾性があるものやインク漏れしにくいものを選ぶと安心です。
紛失する可能性も考えて、予備を1本バッグに入れておくのもおすすめです。
6.メモ帳
新人ヘルパーほど用意しておきたいのがメモ帳です。
訪問介護では、利用者さんごとに生活スタイルや注意点が違います。
「次回確認すること」
「サービス中に気付いたこと」
「申し送りで確認したこと」
など、覚えておきたい情報が出てくることがあります。
頭の中だけで覚えようとすると、忘れてしまう可能性があります。
特に新人の頃は覚えることが多いため、必要な情報を整理するためのメモ帳があると便利です。
ただし、利用者さんの個人情報を書き込む場合は要注意。
事業所によってルールが異なるため、勝手に個人情報を記録・持ち運びしないようにしましょう。
7.ハンドタオル・汗拭きタオル
夏場の訪問介護で「持っていてよかった」と感じやすいのがタオルです。
利用者さん宅まで歩いたり、自転車で移動したり、身体介護をしたりすると、季節によってはかなり汗をかきます。
汗をそのままにしていると、自分自身が不快なだけでなく、仕事中の身だしなみも気になります。
小さめのタオルならバッグに入れても邪魔になりにくいため、1枚準備しておくと便利です。
毎日使うなら、洗い替えを複数枚用意しておくとさらに安心です。
8.マスク・衛生用品
訪問介護では、利用者さんとの距離が近くなる場面があります。
また、複数の利用者さん宅を訪問する仕事だからこそ、日頃から衛生面を意識することが大切です。
事業所から支給される場合もありますが、突然必要になることを考えて予備を持っておくと安心です。
ほかにも、
・ウェットティッシュ
・手指消毒用品
・ビニール袋
などがあると、ちょっとした場面で役立ちます。
ただし、衛生用品についても事業所のルールを優先してください。
9.着替え・予備のTシャツ
「着替えなんて必要?」と思うかもしれません。
しかし、身体介護や入浴介助などがある人は、予備の服を用意しておくと安心です。
汗をかいて服がびしょびしょになったり、食事介助や清掃中に衣服を汚したり
雨で濡れたりすることがあります。
その日に限って汚れてしまうと、帰宅まで不快な状態で仕事を続けることになります。
毎日バッグに入れる必要はありません。
車を使う人なら、車の中に予備のTシャツなどを置いておく方法もあります。
「万が一」を考えて準備しておくと、いざというときに助かります。
10.大きめのボディバッグ
最後に紹介したいのが、これらのアイテムをまとめて持ち運ぶためのバッグです。
訪問介護では、スマートフォン、財布、鍵、タオル、雨具、筆記用具、飲み物など、意外と荷物が増えます。
小さすぎるバッグを選んでしまうと、
「タオルを入れたら他の物が入らない」
「飲み物を入れたらパンパン」
ということになりがちです。
だからといって、大きすぎるバッグも移動の邪魔になる場合があります。
おすすめは、
「必要なものが余裕を持って入る」
「肩掛けしやすい」
「汚れても手入れしやすい」
ボディバッグ一択です。
毎日使うものだからこそ、収納力と使いやすさはしっかり確認しましょう。
介護職は「安ければいい」で選ばないことも重要
訪問介護の仕事道具は、100円ショップなどでも揃えられるものがあります。
もちろん、安く済ませること自体は悪いことではありません。
しかし、毎日使うものまで価格だけで選んでしまうと、後から買い直すことになるケースもあります。
例えば、
「安い靴を買ったけど移動支援で足が疲れる」
「安いバッグを買ったけど防水性がなく中身まで濡れた」
「安いモバイルバッテリーを買ったけど容量が足りず一日持たなかった」
となれば、結局もう一度購入することになります。
特に「靴」「バッグ」「モバイルバッテリー」など、使用頻度が高いものは、価格だけでなく耐久性や使いやすさも比較して選びましょう。
訪問介護を始めるなら最初に準備したい3つ
「全部買う必要があるの?」と思った人もいるでしょう。
最初からすべて揃える必要はありません。
まず優先したいのは、
①動きやすい靴
②仕事用バッグ
③雨具
の3つです。
この3つは、訪問介護を始めると比較的早い段階で「使いやすいものを買っておけばよかった」と感じやすいアイテムです。
そこから自分の仕事内容に合わせて、モバイルバッテリー、タオル、衛生用品などを追加していくとよいでしょう。
まとめ|「困ってから買う」より「困る前に準備」
訪問介護は、利用者さんの生活を支える大切な仕事です。
その一方で、移動、身体介護、生活援助、記録など、仕事内容は多岐にわたります。
だからこそ、仕事道具を適当に選んでしまうと、小さなストレスが積み重なってしまいます。
今回紹介した中でも、
・スマートフォン
・モバイルバッテリー
・動きやすい靴
・折りたたみ傘・レインウェア
・ボールペン
・メモ帳
・ハンドタオル
・マスク・衛生用品
・着替え
・仕事用バッグ
は、訪問介護をするなら準備を検討したいアイテムです。
「なくても何とかなる」と思っていても、実際に困ったときには「最初から買っておけばよかった」と感じることがあります。
特に毎日使うものは、価格だけで決めず、仕事の負担を少しでも減らせるかという視点で選ぶことが大切です。
これから訪問介護を始める人は、まず自分の仕事内容を確認し、「自分には何が必要なのか」を考えて準備してみてください。
訪問先で「しまった、持ってくればよかった」とならないように、必要なものは困る前に準備しておきましょう。
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