利用者様に安心してもらえる声かけを介助場面ごとにわかりやすく紹介
毎日の介助で使える声かけを場面別に紹介!安心感と信頼関係につながる言葉の選び方
介護の仕事では、介助技術だけでなく「声かけ」も非常に重要です。
同じ内容を伝える場合でも、言葉の選び方によって利用者様の受け取り方は大きく変わります。
「どう声をかければいいか分からない」「拒否されたときの言葉に困る」という新人介護士の方も多いのではないでしょうか。
今回は、介護現場ですぐに使える声かけを15個紹介します。
介護職が覚えておきたい声かけ例15選
1.起床時
「おはようございます。よく眠れましたか?ゆっくり起きていきましょう。」
いきなり起こすのではなく、まずは体調や表情を確認しながら声をかけましょう。
2.移動するとき
「これから車椅子まで移動しますね。一緒にゆっくり行きましょう。」
これから何をするのか伝えることで、不安を減らせます。
3.立ち上がるとき
「足を少し引いていただけますか?準備ができたら一緒に立ちましょう。」
急に身体を動かさず、利用者様のペースに合わせます。
4.食事前
「お昼ご飯の時間になりました。ゆっくり食べていきましょう。」
食事への意識を促しながら、安心できる雰囲気を作ります。
5.食事中
「急がなくて大丈夫ですよ。ゆっくり召し上がってください。」
食事を急かすのではなく、落ち着いて食べられるように声をかけます。
6.入浴前
「今からお風呂に入りましょう。寒くないように準備しますね。」
入浴に不安がある方には、見通しを伝えることが大切です。
7.入浴を拒否されたとき
「今日は入りたくないお気持ちなんですね。どうされたいか教えてください。」
無理に説得するのではなく、まず気持ちを受け止めます。
8.排泄介助
「お手伝いさせていただきますね。何かあれば遠慮なく教えてください。」
排泄は特に羞恥心への配慮が必要な場面です。
9.着替えをお願いするとき
「こちらのお洋服に着替えましょうか。できるところはご自分でお願いします。」
何でも介助するのではなく、本人ができることを尊重しましょう。
10.認知症の方が不安そうなとき
「大丈夫ですよ。ここにいますので、ゆっくりお話ししましょう。」
否定や訂正を急ぐより、まず安心してもらうことを意識します。
11.同じことを何度も聞かれたとき
「気になっているんですね。もう一度お話ししますね。」
「さっきも言いましたよ」と突き放すような言い方は避けましょう。
12.介助を拒否されたとき
「今はやりたくないお気持ちなんですね。少し時間を置いてからにしましょうか?」
拒否には何らかの理由がある場合があります。原因を考えることも大切です。
13.失敗してしまったとき
「大丈夫ですよ。気にしなくて大丈夫です。一緒に片付けましょう。」
失敗を責めるのではなく、安心してもらえる言葉を選びます。
14.できたことを褒めるとき
「ご自分でできましたね。すごいですね。」
具体的にできたことを伝えると、本人の自信にもつながります。
15.帰宅・退室するとき
「今日はありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。」
最後まで笑顔で丁寧に声をかけることで、気持ちよく過ごしてもらえます。
避けたいNGな声かけ
介護現場では、何気ない一言が利用者様を傷つけてしまうことがあります。
例えば、
「早くしてください」
「何回言えば分かりますか?」
「さっきも言いましたよ」
「できないなら私がやります」
「危ないから動かないでください」
など、命令・否定・急かすような言葉はできるだけ避けましょう。
もちろん、安全確保が必要な場面では明確に伝える必要があります。その場合も「危ないからダメ」だけではなく、「転倒すると危ないので、こちらにつかまってください」のように、理由と具体的な行動を伝えると分かりやすくなります。
まとめ
介護の声かけで大切なのは、利用者様の気持ちを尊重し、分かりやすく、安心できる言葉を使うことです。
特に新人のうちは「何を言えばいいか分からない」と悩むことがありますが、難しい言葉を使う必要はありません。
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「一緒にやりましょう」
「何かあれば教えてください」
このような簡単な言葉でも、利用者様に安心感を与えることができます。
日々の介助の中で、一人ひとりに合わせた声かけを意識してみましょう。

